ST管スーパーラジオ コーナー




Victor Radio r-619

インテリアにしてもいい
レトロなラジオです。
日本ビクター
 今でもお部屋のインテリアになりそうな美しい作りのラジオですね。キャビネットの木目とパネルの金が良くマッチしている感じ。ダイアルは半円形で中心には蛍光色のマジックアイが光っています。(バックの黒は後塗りでオリジナルは灰色していました)。
 ラジオ本体は一般的な5球+マジックアイの回路ですが部品にこだわりが見られます。IFT,SP,ケミコン,チューブラーコンデンサーなどにはVictorのロゴが入っていて、また6つの真空管全てに"His Master Voice"のニッパー犬が描かれています。当時の製品には珍しく、自社ブランドに徹底した作りに思えます。前面のパネルとピンロゴにも犬がいますから、ニッパー好きの方にはお勧め(?)かも知れませんね。 つまみは左から電源Tone,Vol/PU,Tun。感度はというと、3m程のリード線アンテナでも海外放送が聞えるほどの実力を持っています。修理個所は余り無く、コンデンサー類の交換だけで済みました。また使用期間は余り長くなかったのでしょう、真空管の劣化は少なかったので、当時のままの性能が出せる良い状態のラジオです。ただしマジックアイは新品と入れ替えました。
 こんな感じの真空管ラジオはいいですね。インテリアとしても恥ずかしくないし、実用にもなる。しかもお客さんに見せると懐かしがられますしね。(珍らしがられかな)

ロゴが光ってます。





全ての真空管に
ニッパー犬が
付いていました。

半円ダイアルおしゃれですね。

部品はビクター製で統一されています。
マジックアイ付き
5(6)
スーパーラジオ

(受信バンド)
BC(AM)
(真空管)

6WC5,6D6,6ZDH3A,
42,80BK,6E5
(スピーカー)
opt付パーマネントダイナミック(P.D) "victor"
(裏蓋)
オリジナル
(サイズp、重量)
W47 H26 D18
6.4Kg



Sanyo "Super Radio" ss-248

角の曲面加工がいいですね。
1枚板で作られています。
三洋電機
 いいフォルムしていますね。キャビネットは一枚板(合板ですけど)で出来ていて、エッジの部分はうまく折り曲げて作られています。戦後の真空管ラジオでこのようなスタイルはあまり見かけませんね。
 中身はというと、ごく普通の5球スーパーですが真空管が横一列に並んでいるのが素晴らしい。中身までスタイルにこだわった様です。つまみは左から電源Tone,Vol/PU,Tunで感度はまあまあかな。
 このラジオを発見した時はひどい状態でした。何年もの間、家庭の食卓に置かれていたのでしょう、ラジオ全体が油とススまみれで、こんな汚いもの買う人いないと言うほどひどく汚れていました。しかしこの汚れが良かった。研磨剤で磨いてみたら綺麗な木目が浮き出てきて、しかもキャビネットに傷一つありませんでした。油とススが、お蔵での長年を守っていてくれたお蔭かな。


筆記体のSanyoロゴ。

プラスチックパネルのデザインは
いまいちかな。

真空管が横一列に並んでいます。
5球スーパーラジオ
(受信バンド)
BC(AM)
(真空管)

6WC5,6D6,6ZDH3A,
42,80BK
(スピーカー)
opt付P.D "sanyo"
(裏蓋)
オリジナル
(サイズp、重量)
W42 H26 D19
6.0Kg



Mitsubisi "Diatone" sa-11

スピーカーネットが
いい味出しています。
三菱電機
 ダイアトーンって最近のステレオやTVについている商標とばかり思っていましたが、昭和20年代のこのラジオにダイアトーンロゴを見つけたときは驚きました。
 キャビネットは木製で綺麗なニス仕上げがなされて、前面には大きくスピーカーネットが張られています。全体的になかなか高級感のあるデザインだと思います。ダイアルは下の赤い部分で(赤色は後塗り)インジケーターは独特の機能を備えています。右の絵のように放送がある周波数のところで、指針の先が緑や赤に光って教えてくれるのです。前もってキャビの裏側でセットするのですが、この光る方式はマジックアイより上品な感じがします。つまみは左から電源,Tone,Tun,Vol/PUです。つまみも本体に合わせて茶と金色しています。
 スピーカーネットが命のラジオです。幸いネットに劣化や虫食いがなく当時のままの状態で手に入りましたが、穴などあいていたら最悪。価値が半減してしまいます。昔の織り込んだネットって今では売ってませんからね。




インジケーターが
光ります。
TBSは緑、
文化放送は赤。

金色が映え映えしいです。

中身はごく一般的な作りです。
5球スーパーラジオ
(受信バンド)
BC(AM)
(真空管)

6WC5,6D6,6ZDH3A,
42,80HK
(スピーカー)
opt付P.D "onkyo"
(裏蓋)
オリジナル
(サイズp、重量)
W48 H28 D20 6.8Kg



Yaou Radio "General Super" 5s-14

八欧無線のラジオはこの様に
デザインの凝った製品が
多かった様です。
八欧無線
 ダイアルパネルに特徴のあるラジオです。ドーナツ型の透明アクリル板に周波数が彫ってあって、下からの電球で数字が光ります。(指針も光ります)。ラジオを聞くとき部屋を暗くすると、数字がほのかに浮かび上がってきて、とてもいい雰囲気ですよ。
 キャビネットはツートンカラーで織物のネットが前面に張られています。シャーシはコンパクトに出来ていて、球管同士ひしめき合っている感じです。シャーシが小さくてもキャビは普通の大きさなんですね。つまみは左から電源,Vol/PU,Tunでつまみ自体はオリジナルではありません。感度はというと1m程のアンテナ(リード線)があれば首都圏の放送は心地よく入ってきます。
 円形ダイアルが珍しいこのラジオは僕のお気に入りとなって、部屋の中で実用品としても活躍しています。

雰囲気のある
ダイアル。
お気に入りです。

ドーナッツ型ダイアルに惹かれました。

シャーシはコンパクトに
設計されています。
5球スーパーラジオ
(受信バンド)
BC(AM)
(真空管)

6WC5,6D6,6ZDH3A,
42,80BK
(スピーカー)
opt付P.D "noble"
(裏蓋)
オリジナル
(サイズp、重量)
W45 H27 D20
6.0Kg



National "Magna Super" bx-210

黒塗りのボディはどことなく
現代風でしょ。
松下電器産業
 
まるでテレビの外箱の様にキャビネットの中心に大きなスペースがあり、スピーカーとダイアルパネルが収まっています。またダイアルの中心にはマジックアイが光ります。面白いデザインしていますね。
 シャーシは大きく、ケースいっぱいの大きさに作られています。回路は高級で、6D6による1段のRFアンプが付き、バリコンも3段仕様となっています。ST管7球ラジオですね。(高一付きスーパー)。発売当時高かったんじゃないかな。 つまみは左からVol,電源/Tone,右に移りPU/DX/感度選択,Tunです。Tunダイアルは大変スムーズでチューニングしやすい設計になっています。感度はアンプが1段付いてるだけに申し分ありません。アンテナが無くても首都圏の放送はばっちり入りますし、3メートル程のリード線を接続すると朝鮮、中国などの海外放送も難なく聞けちゃったりします。
 本体の修理はコンデンサー類とマジックアイの交換で済みましたがケースの補修は大変でした。長年しまい込まれていたせいか、塗装面がぼろぼろ。丸1日かけてヤスリがけをし、つや消し黒に塗ったのでした。木目を生かすようにニスを塗ろうかとも思いましたが、たまたま手元に黒スプレーがあったので塗ってみたところ いいじゃありませんか。シックな感じがしませんか。(はじめて見る人には得体の知らないブラックボックスに映るかな)。

マジックアイです。
放送局の周波数に
同調すると扇が
閉じます。
猫の目とも
呼ばれていました。
蛍光色が
綺麗ですね。

オリジナルはキャビが茶色
スピーカーネットは金色
していました。

7球スーパーですからシャーシは
大きいです。感度は抜群!!
マジックアイ
高周波1段増幅付き
6(7)
スーパーラジオ

(受信バンド)
BC(AM)
(真空管)

6D6,6WC5,6D6
6ZDH3A,42,80BK,6E5
(スピーカー)
opt付P.D "national"
(裏蓋)
オリジナル
(サイズp、重量)
W47 H31 D21
8.4Kg



Yoshida Electric "Normal" m-150

とっても派手なキャビネットです。
オリジナル色とは異なります。
吉田電機
 "ぎょろっと"ラジオの真中に一つ目小僧のような目玉があります。これほどマジックアイを強調させたスタイルも珍しいですね。正面で聞いているとラジオに見つめられている感じがします。
 購入時、スピーカーネットが破れていたため赤い厚紙と張り替えました。少し派手目ですが僕の好みです。ダイアルはガラスで出来ていて、左半分に"Nomal"ロゴが書いてあり、右側に周波数表示があります。つまみは左より電源Tone,Vol/PU,Tun。フィールドダイナミック型スピーカーが使われ、出力管も新品と交換しましたので(42から6V6GTへ)大きな音で良く鳴るようになりました。
 このラジオはインテリアには派手過ぎますね。ぼろ市で買ったときは地味だったんですよ。ちょっと修理しすぎたかな。

まさに「目玉」って
感じのマジックアイ。

ラジオの中心で
マジックアイが光っています。

出力管はアンプで有名な
6V6GTへ交換しました。
マジックアイ付き
5(6)
スーパーラジオ

(受信バンド)
BC(AM)
(真空管)

6WC5,6D6,6ZDH3A,
6V6GT,80HK.6E5
(スピーカー)
opt付フィールドダイナミック "pioneer"
(裏蓋)
オリジナル
(サイズp、重量)
W48 H27 D22
7.8Kg



Yaou Radio "General Super" 6s-7

八欧無線のラジオは
お手頃価格で買えた様です。
八欧無線
 ST管時代の八欧無線のラジオはダイアル(パネル)に特徴があるようです。センスの良し悪しは別として、面白いデザインをしていますね。
 回路は普通の5球スーパー+マジックアイで構成されていて、真空管は横一列に並びNEC製品で統一されています。つまみは左から電源/Tone,Vol/PU,Tunです。スピーカーはOPTトランスが切れていて使い物にならないので、トランスを取り外し新品を外付けしました。
 八欧無線は後に富士通の傘下に入り富士通ゼネラルとなります。このラジオに使われているゼネラルという商標が現在まで受け継がれていると思うと、感慨深いものが感じられます。

ダイアルは変った形状ですね。

真空管はNECで統一されていました。
マジックアイ付き
5(6)
スーパーラジオ

(受信バンド)
BC(AM)
(真空管)

6WC5,6D6,6ZDH3A,
42,80BK.6E5
(スピーカー)
opt別P.D"general"
(裏蓋)
オリジナル
(サイズp、重量)
W48 H28 D20
6.8Kg



Yaou Radio "General Super" 6s-9

左上に見えるのがマジックアイです。
八欧無線
 上で紹介したラジオのキャビネット色とパネル形態が異なるバージョン違いのモデルです。
 内部の構造も全く同じ構成になっています。主な修理はコンデンサー類とマジックアイの交換。マジックアイの開閉を楽しみたいなら、どうしても新品との交換が必要です。オリジナルの球は半世紀ほど経つ現在では蛍光面が劣化し、きれいに光らなくなってしまいます。交換品はToyoの6E5を使っています。今でも秋葉原で何十年か前のデットストック品が売られているのですが、最近急に値が上がりました。僕のようにラジオ修理を趣味とする者にとっては6E5は必需品なんですが、需要があっても供給がありません。もうすぐ新品は手に入らなくなるのかな。

マジックアイの
キャップです。
寝ぼけまなこに
見えますね。

パネルの形が上の物とは
違っています。

中身は上のラジオと同一品。
マジックアイ付き
5(6)
スーパーラジオ
(受信バンド)
BC(AM)
(真空管)

6WC5,6D6,6ZDH3A,
42,80BK.6E5
(スピーカー)
opt付P.D"general"
(裏蓋)
オリジナル
(サイズp、重量)
W48 H28 D20
6.8Kg



National "Super Het"

補修したら、こうなっちゃいました。
オリジナルはもっと
古めかしい色でした。
松下電器産業
 シンメトリーのいいスタイルしています。背丈の低いキャビネットの真中には口を広げたような横行ダイアル。落ち着いたデザインがいいですね。
 外観は殆ど補修しちゃいました。キャビとパネル周辺はつや消し黒に塗り替え(パネル裏は薄緑色していました)、ネットも破れていたのでカーテン生地と張り替えてみました。
 回路は普通の5球スーパー、真空管は当然ナショナル製です。つまみは左から電源/Tone,Tun,Vol/PUです。PUとはピックアップの略で、レコードプレイーアーの針の付いているアームの部分のことです。プレイアーユニットを取り付けると簡単な電気蓄音機になったみたいです。20年代当時は蓄音機から電蓄への移り変わりの時代で、電蓄自体がたいへん高価だったのでプレイアーユニットの自作キットも売られていて、この様なラジオに搭載してレコードを楽しまれる方もいたそうですよ。
 このラジオもオリジナルとはかけ離れたデザインになってしまいました。汚い(壊れた)ラジオは徹底的にリストアしてしまうのが僕のやり方。価値が無くなっちゃうかもしれないけど、壊れたものを見ると手を付けつけずにはいられなくって。。。

完全なシンメトリーは美しさを感じます。

ナショナルのラジオは内部配線も
しっかりした作りです。
5球スーパーラジオ
(受信バンド)
BC(AM)
(真空管)

6WC5,6D6,6ZDH3A,
42,80BK.6E5
(スピーカー)
opt付P.D"national"
(裏蓋)
再生
(サイズp、重量)
W50 H28 D20
6.2Kg



Yamanaka Elec "Televian" 5s-20

透明パネルは電球が燈ると
周波数表示が浮かび上がります。
山中電機
 ラジオだけどテレビアン。戦前の縦型ラジオの時代からある有名な商標です。
 このラジオの透明ダイアルパネルは真中にロゴ、周囲に周波数が彫ってあり、ライトが付くとインジケーターが光り、周波数が浮かび上がります。ダイアル周りの金具は破損していたので新しく作り変えました。ネットもひどく汚れていたので張替えました。ちなみにネットの素材は着物の帯生地、以外と似合っています。つまみは左より電源/Tone,Vol/PU,Tunでシャーシが汚い割には真空管の劣化は少なく、受信状態は良好です。
 ラジオの中でねずみが住んでいたのでしょうか。裏蓋とスピーカーのコーンは かじられていました。またシャーシは酷い錆び様(ねずしょんか)。シャーシの内部もかじられていたので多くの部品を新しくしてあります。鼠害のおかげで修理に苦労させられたラジオです。

スピーカーネットの代用に
白の帯生地を張ってみました。

シャーシは錆びていますが、真空管は
元気なので感度は良好です。
5球スーパーラジオ
(受信バンド)
BC(AM)
(真空管)
6WC5,6D6,6ZDH3A,
42,80HK
(スピーカー)
P.D opt別 再生品
(裏蓋)
オリジナル
(サイズp、重量)
W47 H28 D22
7.4Kg



Victor 6r75 改

キャビネットは戦前(15年頃)の物で
厚い板で作られています。
日本ビクター
 キャビネットは重たくがっちりした作りで戦前のものですが、中身は戦後のスーパー。アマの方が改造した様です。ダイアル部分もスーパーのものと替えられています。
 中身は5球スーパーで、20年代の雑誌"ラジオ技術"の通信販売で売られていたホープと呼ばれるキットを組んだものと思われます。内部の配線はメーカー製よりも綺麗で丁寧なハンダ付けがなされていました。セミプロの方が作ったのかな。つまみは左より電源,Tun,Volです。受信感度は良好で、アンテナ無しでも首都圏の放送は入ります。余り使われなかったのか真空管等の部品は新品同様の状態でしたので、当時の性能がそのまま出ている機体なんですよ。
 昭和20年代後半からラジオキットが多く出回り、昔の並四、高一のラジオをこの様にキャビだけ流用して5球スーパーに作りかえることが流行っていたみたいです。僕としてはこのラジオにはオリジナルの製品が入っていてほしかったのですけど・・・。ちなみに元々は6球高ニラジオでした。

ダイアルとつまみは戦後の
後付け品です。

ラジオ本体はアマが作ったものです。
キットを組み立てたものですが、
丁寧に作られていました。
5球スーパーラジオ
(受信バンド)
BC(AM)
(真空管)

6WC5,6D6,6ZDH3A,
42,80K
(スピーカー)
opt付フィールドダイナミック "crown"
(裏蓋)
オリジナル
(サイズp、重量)
W54 H31 D24
8.6Kg



アマチュア製 "special"

キャビネット付きのキットを組んだ
アマチュアが作ったラジオです。
アマチュア製
 これもアマが作ったものです。キャビネット、ダイアル一式がセットになった完全キットを組んだものと思われます。キャビに"Special"とロゴが入っていますがメーカーなどは分かりません。
 シャーシは小さくまとまっていて、トランスも小型です。IFTは珍しくc同調形をしていました。内部の配線は余りうまくなかったので補修が必要でした。つまみは左から電源/Vol,Tunとシンプル。整流管は12F、出力管は6ZP1ですので音量は余り期待できませんが、感度は悪くないんですよ。
 キットとしては初心者向けの安物です。昔はこのようなキットが秋葉原でいっぱい売られていたそうです。値段は4〜5千円(20年代後半)。メーカーの完成品より安かったので、昔の学生さんは近所の人に頼まれては、こういうラジオを作り、お小遣い稼ぎをしていたそうです。僕もこんな感じの真空管ラジオキット作ってみたかったな。昔がうらやましいです。

シンプルな面持ちをしていますね。

12Fと6ZP1の廉価な構成しています。
5球スーパーラジオ
(受信バンド)
BC(AM)

(真空管)

6WC5,6D6,6ZDH3A,
6ZP1,12F
(スピーカー)
opt付P.D"national"
(裏蓋)
再生
(サイズp、重量)
W42 H25 D21
4.0Kg



アマチュア製 " ソラ "

これも外箱は戦前の物を
流用しています。
アマチュア製
 大変珍しい真空管を使っています。戦時中のトランスレスラジオの球と日本の軍事用通信機に使われていた金属球が組み合わされたラジオです。敗戦後に秋葉原で放出されたジャンクから、かき集めたのでしょうか。
 このラジオに使われている12WC5と12YV1A,12ZP1Aは余り作られなかったトランスレススーパー用の真空管で、RH4は軍事用通信機で使われた汎用メタルGT管です。変な真空管で構成されていますが回路は普通の5球スーパーとなっています。つまみは左から電源Vol,Tun,Toneで、つまみは新しいものと取り替えました。めちゃくちゃに思える球の組み合わせですが感度は意外と良好でした。しかし出力はoptトランスが適正でないため少し控えめです。
 キャビとネットは汚かったので補修してあります。外観はチープですが中身は珍品(?)ですので、本体だけでも価値があるラジオだと勝手に思っています。

軍事用に設計された
RH4メタルGT管。
頭頂に小孔があり
ヒーターの点灯を
確認できます。
戦時中に動員された
学生さんが作りました
(多分)

木目調の紙で補修しました。
いい出来とは言えませんね。

IFTに挟まれているのがRH4です。
その他の球も珍しいST管レス球が
使われています。
5球スーパーラジオ
(受信バンド)
BC(AM)
(真空管)

12WC5,RH4,12YV1A,
12ZP1A,80BK
(スピーカー)
P.D opt別 再生品
(裏蓋)
オリジナル
(サイズp、重量)
W47 H29 D23
4.8Kg


アンティークラジオの部屋
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