アンティークな時計コーナーへ
アンティークな
時計コーナーはこちら

アンティークえとせとら

 ラジオ、カメラ以外のメカニカルアンティークを紹介します。
とは言ってもアンティークっぽい現代の物ばかりですけど・・・。



オールペーパークロック

全て紙で出来ていますが、飾り物ではありません。
ちゃんと時が刻まれまる"時計"なんです。





左のペーパークロックの主要部品です。
歯車も、ぺらぺらの紙を張り合わせて作るんです。
 読んで字の如く、ぜんぶ紙で出来ている時計です。数年前にテレビでも取り上げられられたので、ご存知の方もいらっしゃるのでは。
 これらの時計は完全キットになっていて、紙に印刷された部品を1枚1枚切りぬき、ボンドで張りつけ時計の形にしていきます。そして組み上がった時計を調整し、おもりを付けると、ちゃんと時を刻むようになるんです。
 組み立てに関しては、右の派手な方は総部品数410点で、2oの厚紙で出来ている為、組み立ては比較的簡単です。とは言っても、歯車の製作には細かい作業が強いられますので、製作に10日程かかると思います。そして全て組み終わったら、"おもり"に5円玉250個程のおもりを入れ振り子を揺らすと"カチッカチッ"っと機械式時計独特の音と共に動き始めます。動作時間は約24時間、振り子を調節する事で、本物の時計らしく正確に時間が進みます。
 左の時計はペーパークラフト経験者じゃないと、完成させるのは難しい感じかな。こちらは画用紙より薄い紙で作ります。総部品数は670点、製作時間は1ヶ月必要です。ちなみに歯車は12個あり、強度を持たせるため紙を何重にも張り合わせて作ります。外枠も紙で四角いチューブを作り、立体格子にしていきます。完成したらおもりを付けて始動、作動時間(おもりが下に着くまでの時間)は3時間。"カックン、カックン"という音を鳴らしながら時が刻まれます。
 この時計はなにせ紙製ですから歯車が長く持たないようです。せっかく苦労して作ったのですから実用時計として毎日使いたかったのですが、残念。でも、お部屋のインテリアとしては、素晴らしくGooです。客人うけにもってこいですね。
 紙で出来た時計。決して飾り物でなく、本物の動く時計を紙で作るんですから、多くの時間と至難を要しますが、その分完成したときの感動は大きいものが得られます。普通のプラモに飽きちゃった方にお勧めです。



1828年製の懐中時計 手に入れちゃいました

詳細はこちら




コックピットから拾ってきた!?
ロシア空軍戦闘機の航空時計

詳細はこちら




珍品??? 鍵がいっぱい!!
時間が印刷できちゃう記録時計

詳細はこちら




珍品??? 何に使う時計でしょ?
記録時計 パート 2

詳細はこちら




 U.S.M1ガーランドライフル (無可動実銃)

全長1.1m、重量は4.4kg、重いです。装弾数は8発。



上から見たところ。照準は動かす事が出来ます。



機関部です。全く動きません。大まかに分解できます。



米国スプリングフィールド造兵廠製造。
 第2次世界大戦と朝鮮戦争にアメリカ軍の兵士が実際に携帯していたライフルです。1936年に米軍の制式銃に採用され、ヨーロッパ、アジア等の多くの戦場で使われた小銃です。戦争を題材にした映画によく登場していますね。
 これは実銃ですが勿論タマは出ませんし、機動部を動かす事も出来ません。銃口は塞がれ、機関部も主要部品が削られて動かないように溶接がされています。いわゆる置物なのでモデルガンのように動作させる事は不可能ですが、モデルガンとは違い本物としての存在感が味わえます。銃身機関部は鉄で出来ているので大変重量感がありますし、銃床部には戦争でついたと思われる傷が多数ありますのでとてもリアル。硝煙?や機械油(スピンドル油)の匂いまでついているんですよ。
 国内で実銃(無可動実銃の事)を所持するには、前述のような加工を海外でなされ輸入したものを購入します。銃の無可動化加工には技術者と費用が要り、それに輸入の際の検閲に時間がかかる為、最近では実銃の銃床部(ストック)だけ輸入し、日本のモデルガンを上に乗っけた物が販売されていました。銃床だけでも十分本物らしさを体験できますが、やはりモデルガンなので少し安っぽかったです。
 過去の忌まわしい戦争は歴史の一過程として風化されてきています。銃器イコール戦争と直線的に結びつかない平和な現代だからこそ、無可動実銃はそのカッコよさから受け入れられるアンティークアイテムであると思います。



ドイツモーゼルスタンダードKar98k (無可動実銃)

全長1.1m、重量は4kgです。装弾数5発。
ドイツモーゼル社製造。



機関部はこうなっています。ボルトは動きません。
 ドイツが(第1次)2次大戦に制式銃として兵士に持たせていた小銃です。この銃は小型軽量で性能も優れていたため、第一次大戦では世界各国で高い評価を受けて、戦後はチェコ、ポーランド、ルーマニア、ユーゴ、スペインなどでも制式銃として採用され、生産されました。この様にモーゼルスタンダードと言っても色々な国別バージョンがあって、地域によっては作りが粗悪な製品もあったようです。左の銃はドイツモーゼル社製のオリジナルモデルです。
 これは勿論無可動実銃ですから主要部はどこも動きません。銃口には鋼鉄の棒が奥まで入っていて塞がれていますし、機関部は削られ動かないように溶接されています。動くところは照準とトリガー、安全装置(?)の一部だけ。せめてボルトの部分だけでも動けばいいのですが、完全に溶接されいるのでびくともしません。このボルト部分の無可動加工は規制により数年前に変更され、現在入手できる銃はボルトが出っ放しの状態で溶接されているそうです。無可動である事をはっきりするための処置でしょうが、格好のいいものではありませんね。
 僕の旧加工ドイツモーゼルは将来値打ちが上がることを期待して丁寧にしまってあります。



トンプソンM1921 (モデルガン)
 ウインチェスターM73 (モデルガン)

全長83cm、重量4.3kg。装弾数20発。
ストックは脱着可能です。


全長51cm、重量2kg。装弾数6発。
トリガー下のレバーを引くとタマが排出、装弾されます。
 こちらはガシャガシャ動くモデルガンです。ストックは木製で本体は亜鉛合金で作られていますので、本物みたいな重量感があります。
 上の銃はトンプソンサブマシンガン、通称トミーガンと言われる小銃です。アメリカを代表するサブマシンガンで第1次大戦後に開発され、第2次大戦、朝鮮、ベトナム戦争に至るまで使用されることになった有名な銃です。この銃は一般にも市販されていたので、アメリカのマフィア達も簡単に入手でき、抗争に投入され、またそれを取り締まるFBIもこれを多用したのでした。禁酒法時代にギャング達が愛用したので、この銃の知名度は世界中に広まったのですが、軍関係者にはギャングガンのイメージがあったので評判は良くなかった様です。
 下の銃は19世紀後半の西部開拓時代のカウボーイが腰に携帯していた小型小銃です。ウインチェスター銃又はスペンサー銃と呼ばれている、レバーアクションの連発銃です。全長1mのロングバージョンもありますが、僕好みは小型のこのショートバージョン。
 金属モデルガンはやはり無可動実銃より作りが粗末なのでリアル感がありませんが、ボルト、トリガーなど本物の様に作動できるのがいいですね。



ルガーP08 (モデルガン)
S.A.Aキャバルリー (モデルガン)

全長23cm、重量850g。装弾数は7発。
グリップは木製チェッカー加工です。


全長33cm、重量1100g。装弾数は6発です。
グリップはローズウッド、いい香りがします。
 ハンドガンタイプの金属モデルガンです。
 上のルガーP08は1908年にドイツ軍が制式採用した拳銃で、将校クラスの軍人が携帯していたものです。世界初のオートマチックピストルで、排夾時のトグル(引き鉄)部分が折れ上がるメカを備えていたので、尺取虫とあだ名される事が多かったとか。ルガーピストルはそのスタイルの良さから現在でも多くのメーカーで生産されている様です。
 下のモデルはカウボーイ必須、西部劇には欠かせない拳銃です。シングル・アクション・アーミーと呼ばれる銃で、1873年にコルト社が発表して以来、開拓時代の西部に瞬く間に広まりました。西部劇の決闘場面ではお決まりの様に出場していますね。現代ではファスト・ドロウと呼ばれる早撃ち競技にも使われていますね。
 金属で出来た拳銃モデルガンは法律で黄色か金色に染めなければならないので、これらの銃は14金でメッキが施されています。ちょっとした高級感がありますけど、リアル面では如何かな。 



ハーレーダビッドソンのエンジンモデル

ピストンやチェーンも本物そっくり。本物は見たことないけど・・・。
 ハーレーの1948年型パンヘッド、エンジン模型です。航空エンジンの技術を応用した画期的な新世代エンジンとして注目を浴びたモデルです。
 1/6スケールのこの模型は、320点の金属パーツで構成されている完全キットを組み上げたもの。シリンダーやクランク、ギアボックスまで忠実に再現されていて、エンジン下のクランクを回すと駆動系のギアやチェーンが回り、ピストンも"カタカタ"と動作します。
 非常に面白いキットです。1/6ですから当然ネジやギアーも極小なので、まるでカメラを組んでいる様な感覚で製作できます。駆動系のチェーンまで1/6だったのには驚きました。


アンティークな時計コーナーへ
アンティークな
時計コーナーはこちら

別館・チープな
化石コーナーはこちら



indexへ

アンティークラジオの部屋 アンティークカメラの部屋 リンクのつどい