ドイツのカメラ
@ ポラロイド コーナー


Polaroid 180 (ポラロイド 180)

びよーんと蛇腹が伸びます。
なかなかクラシカルでカッコいい。
Polaroid
 かの巨匠アンディーウォーホールも愛用していたと言われるインスタントカメラです。ポラロイドの初期型モデルで、戦前のブローニー版スプリングカメラの様に長く伸びる蛇腹が目立ちますね。
 右の写真にあるプラ製の前カバーを開くと、蛇腹、ファインダーとも折畳まれた状態で出てきます。まずファインダーを上に持ち上げ固定。次に赤いシャッターボタン下のレバーを上にあげながらレンズボードを引いて蛇腹を伸ばし、撮影状態にします。この蛇腹ストッパーにもなっているレバーはピント調整用のレバーで、カメラを構えた状態で左右にスライドさせると蛇腹が伸び縮みし、ピントを合わせる事が出来ます。シャッタースピードと絞りはレンズボード上で設定し、そしてシャッターチャージはボード横の白い小さなレバーを押してセットします。ちなみにシャッターメカはセイコー製SLV、スローガバナーも付いている高機能タイプです。シャッターと本体とはレリーズコードで繋がれていて、カメラ上部の赤いボタンを押すとシャッターが切れます。
 フィルムはポラロイドの12枚入りのカセットで、裏蓋のローラーを通してカメラ横からフィルムを引っ張り出すと現像されたフィルム(ネガと印画紙)が出てくるんです。レンズはTominonと言って、日本のTomioka製となっています。このカメラはドイツ製ですが(パテントはアメリカなのでアメリカ製かも)レンズ、シャッターとも日本のメーカーの物が使われています。どういう訳なのでしょうか。
 このカメラは骨董市で口に出しては言えない程の安い値段で手に入れました。後で調べてビックリしたのですが、ポラロイド180ってプレミア価格的な高値が付いていたのですね。骨董市ではカメラは買うなと言われていましたが(状態が良い物が無いので)この様な掘り出し物もあるので、これから要チェックしたいと思います。

プラスチックの
前カバーが
付いています。

レンズボード左の白いレバーで
シャッターをチャージ。
レリーズは赤いボタンです。



収納時はこの様になります。
ファインダーも折畳まれています。

左側の裏蓋を開けると
初期のポラロイド用の
現像液が入っていました。
(定着液かも)。



ここにポラロイド180用の
フィルムカセットを入れます。
(シャッター)
レンズシャッター方式
Seiko SLV
B,1〜1/500sec
(レンズ)
Tominon
144o f4.5
(ファインダー)
逆ガリレイ透視式
(ブライトフレーム)
(ピント調整)
一眼二重像合致式
連動距離計
(露出計)
なし
(シンクロ)
X,M接点
(フィルム巻き上げ)
ポラロイド180用
カセットフィルム

(セルフタイマー)

あり
(サイズo、重量)
W190 H145 D180
1420g



Polaroid Sx70 sonar (ポラロイド Sx70ソナー)

オートフォーカスが無い方のSX70は
最近若い女性にも評判らしいです。
AF付きのこちらは人気が無いので
SX70よりも安く手に入ります。
Polaroid (1974年)
 初期のインスタントフィルムは撮影後ネガとプリントを剥し、表面をコーティングして印画を定着したそうです。その際、現像液がべたついたり、臭かったりと大変な作業を強いられたそうです。ポラロイドSX70はシャッターを押したら自動的に現像された写真が出てくる自動インスタントカメラとして1972年発売され、74年、超音波式オートフォーカスを備えてこのカメラは世に出ました。
 折りたたまれた状態で両サイドを上に引っ張ると、皆さんご存知のポラロイドスタイルになります。SX70専用フィルム(現行品)を装填すると電源が入り、赤いボタンを押してフォーカッシング、撮影、そしてフィルム自動排出となります。露出補正は正面右のダイアルででき、マニュァルフォーカスは左のダイアルで行います。ストロボはクセノン球が5つ並んだ専用フラッシュが必要(入手は困難らしいです)。
 金色の超音波反射板が目立つこのカメラ、赤いボタンを押すたびに"ギーッギーッ"というモーター音とともにレンズが回ります。フラッシュが無いと室内撮影は殆ど無理で、外に持ち出すのは派手でちょっと恥ずかしい。今は折りたたまれ棚で眠っています。 

一応1眼レフなので
構図はしやすいと
思います。
25pの近写が可能。

金の反射板がとても派手。

蛇腹はビニール製です。



折りたたまれると ぺっちゃんこな状態に。
(シャッター)
絞り兼用スリット式
電子制御
14〜1/180sec
(レンズ)
Corning
116o f8
(ファインダー)
ミラー 一眼レフ式
(ピント調整)
超音波距離計
(手動可)
(露出計)
Cds
表示無し
(露出制御)
オート
(シンクロ)
bar状 専用フラッシュ
(フィルム巻き上げ)
電動式
(セルフタイマー)

なし
(サイズo、重量)
W105 H140 D175
805g



アンティークカメラの部屋
ドイツのカメラ レンジファインダー 1・2眼レフ ポラロイド
ドイツのカメラ 旧ソ連のカメラ 日本のカメラ その他の国のカメラ スコープ・その他

1・2眼レフコーナーへドイツのカメラへレンジファインダーコーナーへ

アンティークラジオの部屋 アンティークえとせとら リンクのつどい Home