Rollei35 (ローライ35)Rollei 35 (ローライ 35)

小っちゃいボディに高機能メカをギューっと詰め込んだコンパクトカメラ
工作精度の高い作りにドイツ気質が感じられますよ。

画像にポインターを置くと
    各部の名称が出ますよ


このカメラって正面から見ると つぶらな瞳をしたタコみたい。
口(レンズ)がビヨ〜ンと伸びるんですよ。
レンズ左側のダイアルで絞り設定、右側がシヤッタースピードダイアルとなります。
操作感覚は・・・あまり良くないんですよ、これが。
ローライ35*正面 レンズ (Tesser 40o F3.5) 絞り設定ダイアル シャッタースピード設定ダイアル ピント合わせリング ファインダー窓 沈胴レンズ出入ボタン フィルム感度設定ダイアル フィルム覚えダイアル シャッターボタン 露出計表示窓 巻き上げレバー 沈胴部 Cds露出計受光部 セレン光電池露出計受光部 レンズ (Tesser 45o f2.8) ドレイカイル距離計 シャッターレリーズボタン シャッターセットボタン 露出計 アクセサリーシュー ファインダー窓 巻き戻しノブ 巻き上げノブ 前蓋 巻き上げプランジャー レンズ シャッターボタン セレン光電池 距離計窓 ファインダー アクセサリーシュー フィルムカウンター バーンドア(観音扉) バーンドア(観音扉) ←とてもコンパクトながら金属の重みも十分に感じられるクラシックカメラです。


撮影時はこの様にレンズをビヨ〜ンと伸ばします。
このブラック仕様は、ローライのシンガポール工場製。
工作精度はドイツ製同様に非常に高いものですよ。
ローライ35*レンズを伸ばして撮影 ←レンズは前へ引っぱり出したのち、右へ少し回して固定します。





Franke&Heideche フランケ-ハイデッケ (1966年)
 手の平に載せても余りある小っちゃくコンパクトなボディに高機能メカをギューっと詰め込んだ小型カメラ。日本製の"オリンパスペン"の大ヒットしていた時代、本国ドイツでもコンパクトなカメラが作れないものかと努力した結果がコレ。でも"ペン"とは全く別物、とっても高級な作りをしています。値段もね。(ちなみにこれは安くジャンク入手した物、どうにか直りました)。
 どこから何処までもオリジナルって感じのカメラで、操作法は難しいですね。まず撮影時、収納されているレンズをビヨ〜ンと伸ばして固定。後にレンズの左右にある絞りとシャッタースピード調整ダイアルを露出計の適正値に合わせて設定します。残念ながら距離計は付いてないので、目測でピントを合わせシャッターレリーズ。目測だからピンボケが心配されますが、絞り値を8以上に設定するとピシっと綺麗に写るんですって。コンパクトながら あなどれません。巻き戻しはファインダー横にあるリワインドレバーを倒した後、底面のクランクを回して行います。
 そう、沈胴レンズを収納するには、一度巻き上げてから、シャッターボタン隣のボタンを押しながらレンズのロックを外し押し込みます。またレンズが縮んだままだとシャッターは切れない仕組みになっているので、この機構を知らないショップでは、シャッターが切れないジャンクカメラとして売られた事もあったとか。
 ローライ35は持ちにくく、しかも扱いにくい設計で、カメラとして使い易いタイプとはお世辞にも言えませんね。でもゴロっとした金属の重さと工作精度の高い作りはドイツ気質を感じさせるスタイルで、とても好感が持てます。






使い方を ちょこっと説明


裏蓋を開けるには、底面の開閉スイッチをスライドさせて
裏蓋を下に引っ張って取出します。
このときフィルムカウンターはゼロに自動リセットされます。
ローライ35*低部 フラッシュシュー フィルムカウンター レンズ部 ファインダー 裏蓋開閉スイッチ 巻き戻しクランク ファインダー 露出計 レンズ スプロケット フィルムパトローネ部 巻き戻しノブ 巻き上げノブ アクセサリーシュー レンズ スプロケット フィルム圧板 巻き戻しクランク 裏蓋開閉ツマミ パトローネ部 ←底面左より、
フラッシュシュー、裏蓋開閉スイッチ、フィルムカウンター、巻き戻しクランク。
 カメラの下にフラッシュを付けるのって珍しいですよね。





小さいカメラながら一般的な35oフィルム仕様ですね。
フィルムを右から左へ通してから圧板を倒し、裏蓋を下から被せセット完了。
ローライ35*裏蓋 裏蓋 ファインダー 巻き上げレバー 巻き戻しスイッチ フィルム部 パトローネ部 フィルム圧板 シャッターボタン 沈胴レンズ出入ボタン フィルム覚え表示 露出計感度設定ダイアル ピント合わせダイアル 絞り値表示 シャッターボタン セレン光電池露出計受光部 ファインダー 露出計 アクセサリーシュー 巻き上げプランジャー 蛇腹 シャッターとレンズ アクセサリーシュー 距離計表示 露出計 シャッターボタン バーンドア(観音扉) バーンドア(観音扉) ←裏蓋は完全取り外し型です。
露出計用のボタン電池はパトローネ部の上に入れます。(外国製のボタン電池が必要)





まず撮影するにはレンズを前へ引っ張り出します。
この時、カチッと音がするまで少し回してレンズを固定します。
カメラを被写体に向け測光。露出計窓の白い針に合わせて
(先の丸い)オレンジ指針を合わせると適正露出がとれます。
このオレンジ針は絞りとシャッタースピード設定ダイアル両方に連動してます。
ローライ35*上面 ローライ35*露出計表示窓 露出不足表示 露出計針 絞り・シャッタースピード追針
絞り設定ダイアル シャッターボタン 沈胴レンズ出入ボタン 露出計表示窓 巻き上げレバー 沈胴部 ピント合わせリング Cds露出計受光部 シャッタースピード設定ダイアル ドレイカイル距離計 ピント合わせダイアル シャッタースピードダイアル シャッタースピードダイアル 絞りダイアル フラッシュ接点 フラッシュ切り替え(M,X) シャッターボタン レンズ シャッターセットボタン レンズ M,X,V表示 シャッタースピード設定リング 絞り値表示
←上部左より、
巻き上げレバー、沈胴レンズ出入ボタン、シャッターボタンです。
 このゴッセン露出計は電池式(Cds)だから、室内でも良く反応しますよ。





絞りは左、シャッタースピードは右のダイアルで設定。
絞りダイアルはダイアル下のボタンを押しながら回して設定します。
ピントは目測式ですが、絞りを f 8以上に絞れば
ピンボケする事は少ないようですよ。
ローライ35*レンズ部 ピント合わせリング 沈胴部 絞りダイアルロックボタン 絞り設定ダイアル シャッタースピード設定ダイアル フィルム感度設定ダイアル フィルム覚えダイアル レンズ (Tesser 40o F3.5) 裏蓋オープンスライド 巻き上げノブ 巻き戻しノブ フィルムカウンター 巻き戻しボタン レンズ M,X,V(フラッシュ接点、セルフタイマー)スイッチ 絞り設定ノブ ライトバリュー表示 ←左の絞り設定ダイアルの中にフィルム感度設定ダイアルがあります。
 右のシャッタースピード設定ダイアルの中にあるのはフィルム覚えダイアルです。
 シャッタースピードは、B,1/2〜1/500で設定可能。





ローライ35*背面 シャッターボタン 沈胴レンズ出入ボタン 巻き上げレバー ファインダー 巻き戻しスイッチ
撮影が終わったら背面のスイッチをR方向へ上げてから
底面のクランクで巻き戻します。

そうそうレンズ収納時は、
一度巻き上げた後に上のボタンを押しながら
レンズを少し回しロックを解除させてから
中に押しこむんですよ。

いろいろ複雑な機構もあって楽しいカメラですね。
ファインダー 露出計 巻き上げノブ 巻き戻しノブ
ローライ 35
のスペック


(シャッター)
レンズシャッター方式
B,1/2〜1/500sec
(レンズ)
Tesser 40o F3.5
(ファインダー)
逆ガリレイ透視式
アルバダ式
ブライトフレーム
(ピント調整)
目測式
(露出計)
Cds
連動追針式
(露出制御)
マニュアル
(シンクロ)
X接点
(フィルム巻き上げ)
レバー式
(セルフタイマー)

なし
(サイズo、重量)
W100 H75 D45(収納時)
360g





前へドイツのレンジファインダーカメラへ次へ