Paxette SuperUBL (パクセッテ スーパー 2BL)Paxette SuperUBL (パクセッテ スーパー2BL)

コンパクト設計ながら基本性能の整った中級機
レバーが2つあったりして ちょっと面白い作りも見られますよ。

画像にポインターを置くと
    各部の名称が出ますよ


背面を見るとレバーが2つあったりと、各所に凝ったメカが隠されていますよ。
巻き戻しもレバーで行う面白カメラ。
パクセッテ−スーパー2BL*正面 レンズ(Staeble choro 38o F3.5) セレン光電池露出計受光部 フレーム採光窓 ファインダー窓 巻き上げレバー 巻き戻しボタン アクセサリーシュー 露出計 露出計計測ボタン シャッターレバー 距離計窓 セレン光電池露出計受光部 レンズ (Tesser 45o f2.8) ドレイカイル距離計 シャッターレリーズボタン シャッターセットボタン 露出計 アクセサリーシュー ファインダー窓 巻き戻しノブ 巻き上げノブ 前蓋 巻き上げプランジャー レンズ シャッターボタン セレン光電池 距離計窓 ファインダー アクセサリーシュー フィルムカウンター バーンドア(観音扉) バーンドア(観音扉) ←ファインダーには3種のフレーム入り。採光窓があるので明るいです。


巻き上げはライカM3と同じでレバーを2度引くタイプなんです。
巻き上げ時はギーギーといったギア音が無く静か、しかもスムーズ。
中級機ですが、使い心地はいいみたい。
パクセッテ−スーパー2BL*ななめ レンズ(Staeble choro 38o F3.5) セレン光電池露出計受光部 距離計窓 ファインダー採光窓 ファインダー窓 アクセサリーシュー 露出計 巻き上げレバー 巻き戻しボタン シャッターレバー ←シャッターはレンズ左横の丸いポッチを押し下げて切ります。





Braun Nurnberg (1957年)
 パクセッテ、いやパキセッテかな、もしかしてパセッテかも・・・と何と読んだらいいのか日本人には難しいつづりですね。製造はドイツブラウン社で、これまた日本では馴染みの薄いメーカー。でもコンパクト設計ながら基本性能の整った素晴らしい作りをしたカメラなんですよ。
 フィルムを巻き上げようと思って背面を見ると、おやっレバーが2つあります。巻き上げは右のレバーですけど、では左のはと言うと・・・巻き戻しレバーなんですよ。巻き戻し時はリワインドボタンを押しながら、左のレバーをクリクリ引く操作をします。レバーが2つあるカメラなんて ちょっと面白いかも。
 レンズはStaeble choro(これもなんて読むんだろう?) 38oですのでスナップ向きだと思います。そうそう、パクセッテはレンズシャッター機ながら全玉レンズ交換が出来ちゃいます。専用マウントで数種類発売されていました。
 ツァイス等のドイツカメラと比べるとブランド性の低いメーカーですが、巻き戻し・露出計など各所に目を見張る凝った作りが感じられます。これからはブラウン社の製品に注目・・・かな。





使い方を ちょこっと説明


裏蓋は完全に外れるタイプ。フィルムを通してから圧板を倒してセットします。
裏蓋を元に戻したらカウンターを手動でリセットして撮影準備完了です。
パクセッテ−スーパー2BL*裏蓋 露出計 巻き上げレバー 巻き戻しボタン アクセサリーシュー フィルムカウンターダイアル ファインダー 巻き戻しレバー パトローネ部 フィルム部 フィルム圧板 ファインダー 露出計 レンズ スプロケット フィルムパトローネ部 巻き戻しノブ 巻き上げノブ アクセサリーシュー レンズ スプロケット フィルム圧板 巻き戻しクランク 裏蓋開閉ツマミ パトローネ部 ←低部のネジを回して裏蓋を取り外します。 
 フィルムカウンターは背面のダイアルを回してリセット。





右のレバーを2回引いてフィルム巻き上げ。巻上げ感はスムーズで静かですよ。
パクセッテ−スーパー2BL*上面 露出計 露出計測光ボタン アクセサリーシュー フィルムカウンター 巻き戻しボタン 巻き上げレバー レンズ部 フィルム覚え表示 露出計感度設定ダイアル ピント合わせダイアル 絞り値表示 シャッターボタン セレン光電池露出計受光部 ファインダー 露出計 アクセサリーシュー 巻き上げプランジャー 蛇腹 シャッターとレンズ アクセサリーシュー 距離計表示 露出計 シャッターボタン バーンドア(観音扉) バーンドア(観音扉) ←アクセサリーシューの前には逆算式フィルムカウンターがあります。

あまり見かけない形の単独露出計。BEWLってタイプみたい。
ダイアルを回しISOを設定したのち横のボタンを押して測光、
ボタンを離すと絞りに対するシャッタースピード値が表示されます。
パクセッテ−スーパー2BL*露出計 露出計測光ボタン ISO設定 絞り・シャッタースピード表示 ←この時の設定値は、
ISO400で絞り f4の時、シャッタースピードは1/50が適正と表示されています。
 光量不足の時は赤いマークで知らせてくれます。




露出計に合わせて絞りとシャッタースピードを設定します。
ピントを合わせたら、レンズ左の丸いレバーを下に押してシャッターレリーズ。
パクセッテ−スーパー2BL*レンズ部 シャッターレバー シャッタースピード設定リング 絞り設定リング ピント合わせリング レンズ交換リング レリーズ差し込み口 フラッシュ切り替え・セルフタイマーレバー(M,X,V) ドレイカイル距離計 ピント合わせダイアル シャッタースピードダイアル シャッタースピードダイアル 絞りダイアル フラッシュ接点 フラッシュ切り替え(M,X) シャッターボタン レンズ シャッターセットボタン レンズ M,X,V表示 シャッタースピード設定リング 絞り値表示 ←レンズ前面より、
絞り設定リング、ピント合わせリング、レンズ交換リング、シャッタースピード設定リングです。
 シャッターはプロンターSVS、1〜1/500秒となっています。





巻き上げレバー横のボタンを押しながら、
左側のレバーをクリクリ引いて巻き戻すんですよ。
この巻き戻し操作ってなかなか面白い感じ。
パクセッテ−スーパー2BL*背面 裏蓋 巻き上げレバー ファインダー 巻き戻しレバー 巻き戻し表示窓 露出計 フィルムカウンターダイアル アクセサリーシュー 巻き戻しボタン 裏蓋オープンスライド 巻き上げノブ 巻き戻しノブ フィルムカウンター 巻き戻しボタン レンズ M,X,V(フラッシュ接点、セルフタイマー)スイッチ 絞り設定ノブ ライトバリュー表示 ←巻き戻しレバー横の小窓より、巻き戻し状況が確認できます。





パクセッテ−スーパー2BL*交換レンズ
レンズは交換が可能です。(Paxette専用マウント)

パクセッテ−スーパー2BL*ケース
縫い目が無く綺麗に形成されたケース。
肩から提げると小さなバックみたいね。
ファインダー 露出計 巻き上げノブ 巻き戻しノブ
パクセッテスーパー
2BLのスペック


(シャッター)
レンズシャッター方式
Prontor SVS
B,1〜1/300sec
(レンズ)
Staeble choro
38o F3.5
(ファインダー)
逆ガリレイ透視式
(ピント調整)
一眼二重像合致式
連動距離計
(露出計)
セレン光電池
単独 露出値表示型
(露出制御)
マニュアル
(シンクロ)
X,M接点
(フィルム巻き上げ)
レバー式
(セルフタイマー)

あり
(サイズo、重量)
W115 H80 D70
620g





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