Agfa KaratAgfa Karat (アグファ カラート)

合わせやすい上下像合致式距離計が特徴の蛇腹式コンパクトカメラ。
でも現行のフィルムが使えないのは残念。。。


画像にポインターを置くと
    各部の名称が出ますよ


このカラートは特殊フィルム仕様のため現在は使えないのですが、
戦後再設計され35ミリ判フィルム使用のカラート36として生まれ変わります。
ですからこの戦前モデルは安く買えるんですよ。
(使えなきゃしょうがないんだけど。。。)
アグファ カラート*正面 距離計窓 シャッタースピードダイアル レンズ Karat-Xenar 50o F2.8 ピント合わせレバー シャッターセットレバー ファインダー窓 蛇腹オープンボタン タイムボタン フィルムカウンター 被写界深度表示ダイアル(非連動) 巻き上げレバー シャッターボタン フィルム覚え表示 露出計ダイアル レンズ  Xeon 50o f2.0 シャッターボタン アクセサリーシュー 巻き戻しノブ セレン光電池露出計受光部 距離計窓 ファインダー窓 前蓋 フィルムカウンター ピント合わせレバー 巻き上げノブ レンズ (Tesser 80o f2.8) ドレイカイル距離計 シャッターボタン フィルムカウンター 蛇腹オープンボタン ファインダー ピント合わせダイアル 前蓋 シャッターセットレバー セレン光電池受光部 レンズ ドレイカイル距離計 シャッターレリーズボタン シャッターセットボタン 露出計 アクセサリーシュー ファインダー 巻き戻しノブ 巻き上げノブ 前蓋 巻き上げプランジャー レンズ シャッターボタン セレン光電池 距離計窓 ファインダー アクセサリーシュー フィルムカウンター バーンドア(観音扉) バーンドア(観音扉) ←横長の2つのファインダーが特徴的。
 ファインダーの中で上下に割れている2重像を合致させる事でピントをとります。とても明るく合わせやすい作りとなっています。



蛇腹が目立つコンパクトカメラですね。
側面に見えるレバーを手前に引いてフィルムを巻き上げます。 露出計受光部 フィルムカウンター シャッターボタン 露出計ダイアル
アグファ カラート*蛇腹が飛び出します!! ←右側ファインダー横のレバーを横に押すと蛇腹とともにレンズボードが勢い良く飛び出すんですよ。
 たたむ時は、レンズボード横のレバーを広げながらレンズ部を押し込みます。





Agfa アグファ(1941年)
 戦前のまだ35oパトローネ入りフィルムが一般的でなかった時代、カラートカセットと呼ばれた12枚撮りカセットフイルムを用いたスプリングカメラがこのアグファカラートです。
 ボディーは皮張り(鮫皮?)、蛇腹部は羊皮が張ってあり高級感があります。そして、手のひらに収まるほどのコンパクトさ。ポケットに忍ばせて持ち運びたいカメラなんですよ。でもフィルムがないからなぁ。
 正面右上部の小さなボタンを右に押すとレンズが勢い良く飛び出します。上面右のレバーを左方向に引いてフィルム巻上げとなります。レンズの上にある半円状の突起を左に押してシャッターチャージ。絞り、シャッタースピード、ピント調整は前面にあります。ファインダーを覗くと被写体が上下に分割されて見え、この像を合致させることでピントをとります。正面右中ほどのボタンを押しながらレンズボートを押すと蛇腹が畳まれ、レンズが収納されます。
 1950年代にカラートは再設計され、35oカメラのカラート36、アンスコカロマート(OEM)として生まれ変わりました。僕のカラートは新品同様なのですが、使えるフィルムが現在は売ってなく、写真を写せないのが残念。現在机上のオブジェとなっています。





使い方を ちょこっと説明


裏蓋を開け、専用の12枚撮りカセットフィルムを装填します。
このフィルムはとっくに製造中止されているので写真は写せないんです。
アグファ カラート*裏蓋 被写界深度表示ダイアル(非連動) ファインダー フィルム室 フィルム室 スプロケット フィルム押え フィルム覚え表示 シャッターボタン 巻き上げレバー フィルムカウンター 巻き上げレバー 前蓋 巻き戻しボタン 前蓋ロックボタン 裏蓋オープンレバー フィルムカウンター ピント合わせダイアル アクセサリーシュー 蛇腹 レンズ 蛇腹オープンボタン シャッターボタン 巻き上げノブ セルフタイマーボタン シャッターセットボタン フィルム覚え表示 露出計感度設定ダイアル ピント合わせダイアル 絞り値表示 シャッターボタン セレン光電受光部 ファインダー 露出計 アクセサリーシュー 巻き上げプランジャー 蛇腹 シャッターとレンズ アクセサリーシュー 距離計表示 露出計 シャッターボタン バーンドア(観音扉) バーンドア(観音扉) ←カラートのカセットフイルムはスプロケットのみで巻き上げるようです。巻き戻しも必要なし。


左にある小さなボタンを横に引くと、蛇腹とともにレンズボードが飛び出します。
そして軍艦部右のレバーを手前に引きフィルムを巻き上げます。
アグファ カラート*上面 被写界深度表示ダイアル(非連動) 巻き上げレバー ファインダー 蛇腹オープンボタン タイムボタン 距離表示 ピント合わせレバー 蛇腹収納ボタン レンズ 蛇腹 フィルム覚え表示 シャッターボタン フィルムカウンター ファインダー 巻き戻しノブ シャッターボタン 露出計ダイアル フィルムパトローネ部 巻き上げレバー フィルムカウンターセットレバー ←上面左より、
被写界深度表示ダイアル(非連動)、フィルム表示、シャッターボタン、フィルムカウンター、巻き上げレバーです。





半円形のレバーを押しシャッターをセット。
絞り・シャッタースピードを設定したら右のレバーでピントを合わせシャッターレリーズ。
ファインダーは明るく距離計は上下2重像合致式なので、ピントはとりやすいですよ。
アグファ カラート*レンズ部 レンズ Karat-Xenar 50o F2.8 距離表示 シャッタースピード設定リング ピント合わせレバー シャッターセットレバー 巻き戻しノブ セレン光電池露出計受光部 アクセサリーシュー 前蓋 露出計表示部 露出計ダイアル シャッターボタン フィルムカウンター 前蓋ロックボタン ドレイカイル距離計 セルフタイマーボタン シャッターセットレバー ピント合わせダイアル レンズ 絞りダイアル シャッタースピードダイアル 蛇腹 ドレイカイル距離計 ピント合わせダイアル シャッタースピードダイアル シャッタースピードダイアル 絞りダイアル フラッシュ接点 フラッシュ切り替え(M,X) シャッターボタン レンズ シャッターセットボタン レンズ M,X,V表示 シャッタースピード設定リング 絞り値表示 ←レンズ前面より、
シャッタースピード設定リング、半円形のシャッターセットレバー、ピント合わせレバー。絞りは右下の小さなレバーを動かして設定します。
 シャッターはコンパー、スピードはB,1〜1/300です。
 





アグファ カラート*背面 被写界深度表示ダイアル(非連動) フィルム表示セットダイアル 巻き上げレバー ファインダー フィルム表示 シャッターボタン フィルムカウンター 裏蓋 露出計ダイアル アクセサリーシュー フィルムカウンター シャッターボタン ファインダー フィルムカウンターセットレバー 巻き戻しノブ

スタイルも良く丁寧な作りの良いカメラなんですけど、
現在は合うフィルムがありませんから
ただのおもちゃに なってしまっています。残念。。。
アグファ カラート
のスペック


(シャッター)
レンズシャッター方式
Compur
T,B,1〜1/300sec
(レンズ)
SchneiderKreuznach
Karat-Xenar
50o f2.8
(ファインダー)
逆ガリレイ透視式
(ピント調整)
一眼上下像合致式
連動距離計
(露出計)
なし
(シンクロ)
なし
(フィルム巻き上げ)
レバー式
(セルフタイマー)

なし
(サイズo、重量)
W130 H75 D50
565g





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